自分の肥厚した足の爪、どうやってケアをすればいいのか教えて欲しい!
●自分の肥厚した足の爪、どうやってケアをすればいいのか教えて欲しい!
世田谷区成城のフットケアスクール主任講師
フットケアのことならお任せ、秋本幸恵です。
今回のタイトル文は、先日「トラブル爪ケア講座」を受講された生徒さんの受講動機です。
3年前に乳がんを患い、抗がん剤治療を続けたところ、爪が剥がれ落ち、その後爪は伸びては来ましたが、両母趾の爪が肥厚してしまいました。
病院では、特別何かしてくれるわけでも無く、ただただ自分で少しずつ切るしかない言われ、ご自身で普通の爪切りとガラス製のヤスリを使って何とか厚みを取ろうと頑張っていらっしゃいました。
ですが、思うような良い状態にはなっていませんね。
症状としては、時々爪の根元の方が痛くなるとのこと。
痛みの原因は、
・爪に厚みがあることで、上から圧迫される
・爪の厚みが後爪廓(爪の生え際の皮膚)を押している
・剥離している部分を上から押さえると、爪床についている爪が剥がされる感覚になる。
というのが考えられます。
ですので、まずは厚みを削る事をしないといけませんが、
ガラスのヤスリでは絶対に無理ですので、マシンケアを行います。
えっ、爪が小さくなっちゃったよ!!
と、思いますよね。
でも、大丈夫です。
この爪は真ん中あたりから剥離してしまってして、爪床の皮膚は乾燥しているので、爪が無くても痛くはないですし、肥厚した爪が根元を圧迫しているのも、この状態にまでしてあげれば解消されます。
ただし、これからこの爪がまた元のきれいな爪に生え変わっていくには、ご本人の日々のケアが必要になります。
こちらの生徒さんには、セルフケアの方法をきちんとお伝えしましたので、どのような変化が起きるか楽しみです。
通常のトラブル爪ケア講座では、模型での練習となるのですが、
今回はご自身のケアのためという目的でしたので、ご自身の爪で練習をして頂きました。
アフターの爪は、講師もちょっとだけお手伝いしましたが(自分の爪だと角度的に難しい部分がありましたので)、全て生徒さんがご自分でケアを行いました。
写真は左足だけですが、右足も同じような状態の爪でした。
かかった時間は両足でも、30分ほどです。
何年間も悩み続けていた爪が、ほんの数分で生まれ変わったことに感激されていて、私も嬉しくなりました♪
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